セット球とは、ロト6やロト7の抽選に使用される専用のボールのセットのことです。抽選では「01」から「43」(ロト7は「37」)までの数字が描かれたボールを使用しますが、同じボールを使い続けると傷や微細な誤差が蓄積され、特定の数字が出やすくなるなど公平性が損なわれる恐れがあります。

その対策として、43個(ロト7は37個)のボールを一組としたセットを10種類用意し、毎回異なるセットに入れ替えて使用しています。この10種類のボール一組のことを「セット球」と呼び、それぞれにA・B・C・D・E・F・G・H・I・Jという名称が付けられています。

どのセット球が使われるかは抽選のたびに変わるため、購入者が事前に予測することはできません。

セット球の種類や色

セット球はAセットからJセットまで10種類あり、それぞれ数字の色が異なることで判別できます。使用されている色は「赤・黄・ベージュ・緑・青・紺・紫」の7色で、AセットからEセットにかけて1色ずつ順番にずれていき、FセットからJセットは逆の順番で1色ずつずれていく構成になっています。

また、セット球は世代ごとに色調や色そのものが変更されており、第4世代からは各色の呼称も以下のように変更されています。

第3世代まで第4世代から
レッド
オレンジ
ベージュイエロー
グリーン
ブルー
パープル
ピンク

各世代・各セットの色の割り当ては以下の通りです(第4世代の呼称で記載)。

ロト6・ロト7第4世代のセット球 色一覧

セット名1の位2の位3の位4の位5の位6の位7の位
Aセットレッドオレンジイエローグリーンブルーパープルピンク
Bセットオレンジイエローグリーンブルーパープルピンクレッド
Cセットイエローグリーンブルーパープルピンクレッドオレンジ
Dセットグリーンブルーパープルピンクレッドオレンジイエロー
Eセットブルーパープルピンクレッドオレンジイエローグリーン
Fセットピンクブルーグリーンイエローオレンジレッドパープル
Gセットパープルピンクブルーグリーンイエローオレンジレッド
Hセットブルーパープルピンクブルーグリーンイエローオレンジ
Iセットピンクパープルブルーグリーンイエローオレンジレッド
Jセットピンクパープルブルーグリーンイエローオレンジレッド

各世代のセット球の仕様は以下の通りです。

世代ロト6使用期間ロト7使用期間材質重量主な特徴
第1世代第1回〜第137回(2000年〜2003年)なし低倍発泡スチロール製14.73g弾性あり・静電気を帯びやすい・耐久性が低い・中心まで均一な材質
第2世代第138回〜第648回(2003年〜2012年)なし高密度ポリスチレン製14.09g中心部が空洞・静電気を帯びにくい・耐久性あり・第1世代より硬質
第3世代第649回〜第1366回(2012年〜2019年)第1回〜第412回(2013年〜2021年)高密度ポリスチレン製14.09g材質は第2世代と同じ・色調がより明るく識別しやすくなった
第4世代第1367回〜現在(2019年〜)第413回〜現在(2021年〜)高密度ポリスチレン製14.09g材質は第3世代と同じ・色調がさらに明るいパステル系に変更
大阪第1第336回〜第922回(2007年〜2014年)第9回〜第87回(2013年〜2014年)高密度ポリスチレン製14.09g第2世代と同材質・色調は第3世代より暗め
大阪第2第944回〜第1722回(2015年〜2022年)第98回〜第445回(2015年〜2021年)高密度ポリスチレン製14.09g大阪第1と同材質・色調がより明るく識別しやすくなった
大阪第3第1768回〜現在(2023年〜)第479回〜現在(2022年〜)高密度ポリスチレン製14.09g大阪第2と同材質・色調がパステル系に変更

抽選は東京の「東京宝くじドリーム館」と大阪の「大阪宝くじドリーム館」の2会場で行われており、同じセット名でも東京セット球と大阪セット球はまったくの別物です。大阪での抽選は2007年3月29日(ロト6第336回)から始まりましたが、開催は不定期のため東京と比べて回数が少ない状況です。

セット球の特徴

セット球は高精度に製造されているものの、実際の抽選では各セットによって出目の傾向に違いが出ることが知られています。毎回同じセットを使えば特定の数字が出やすいタイミングを予測されやすくなるため、抽選ごとにセットを変更する運用が採用されています。

ボールの材質は現在すべて高密度ポリスチレン製で、重量は14.09g、表面にはウレタン塗装が施されています。直径は50mm、厚さは約2.5mmの球殻構造(中心部が空洞)になっており、中身が均一な発泡スチロール製だった第1世代とは慣性モーメントが大きく異なります。この違いはボールの回転力にも影響するため、世代交代はセット球の性質に大きな変化をもたらしました。

セット球の公平性

セット球の選択は、本番抽選の直前に外部の立会人がランダムに決定します。立会人は過去の使用履歴を参考にしながらセットを選ぶことになっており、毎回規則正しく同じ順番で使われないよう配慮されています。

選択されたセット球は本番前に計量検査が行われ、重量に1%以上の誤差があったり傷が見つかった場合は別のセットに差し替えられます。さらに、A〜Jの10種類に加えてセットごとに予備のセット球が存在することも確認されており、万が一の際にも対応できる体制が整っています。

こうした複数の管理体制によって、抽選の公正性が維持されています。

セット球の歴史

ロト6のセット球はこれまでに4つの世代を経て現在に至ります。

第1世代は2000年10月5日の第1回抽選から使用が始まり、第137回(2003年5月29日)まで137回にわたって使われました。材質は低倍発泡スチロール製で重量は14.73g、中心部まで均一な構造でしたが静電気を帯びやすく耐久性に課題がありました。

第2世代は2003年6月5日(第138回)から導入され、材質が高密度ポリスチレン製に変更されました。中心部が空洞化され重量も14.09gに変わったことで、回転時の慣性モーメントが大きく変化しました。この世代は第648回(2012年4月9日)まで511回使用されました。

第3世代は2012年4月12日(第649回)から第1366回(2019年3月28日)まで718回使用され、材質や重量は変わらず色調がより明るくなりました。第4世代は2019年4月1日(第1367回)から現在も使用されており、色調がさらに明るいパステル系に更新されています。

ロト7は2013年の開始時から第3世代球を採用し、2021年4月2日(第413回)より第4世代に移行しています。

セット球でどのように抽選されるのか

ロト6の抽選には、電動攪拌式遠心力型抽選機(愛称「夢ロトくん」)が使用されます。全高2,321mm・全幅1,166mm・奥行1,258mm・総重量250kgの大型機械で、現在複数台が存在することが確認されています。

抽選の仕組みは、攪拌機(直径約500mm・55回転/分)でボールをかき混ぜながら、遠心力によってパレット部(直径928mm・外周高約60mm)に送り出すというものです。パレット部には偶数回摘出口・奇数回摘出口・ボーナス数字摘出口の3つの出口があり、本数字の偶数番目・奇数番目・そしてボーナス数字がそれぞれ別々の経路で取り出されます。

このようにしてランダムに攪拌されたボールが物理的な遠心力によって自然に弾き出される仕組みになっており、人為的な操作が介入できない設計になっています。

セット球に関するよくある質問

セット球はどのような基準で選ばれますか?

本番抽選の直前に、外部の立会人が過去の使用履歴を参考にしながらランダムに選択します。立会人によって選び方のスタイルは異なり、使用履歴に沿って選ぶ人もいれば、あえて履歴を無視してランダムに選ぶ人もいます。選択されたセット球はその後計量検査によって重量や傷の有無が確認され、問題があれば別のセットに差し替えられます

セット球の違いは出目に影響しますか?

高精度に製造されたセット球ですが、実際の抽選では各セットによって出目の傾向に多少の違いが出ることが知られています。これは製造上の微細な差異によるもので、意図的な操作ではありません。だからこそ毎回セットを変更する運用が採用されており、特定のセットによる偏りが長期的に固定されないよう配慮されています。

東京と大阪のセット球は同じですか?

同じセット名(Aセットなど)であっても、東京宝くじドリーム館で使用される東京セット球と、大阪宝くじドリーム館で使用される大阪セット球はまったくの別物です。製造ロットや使用状況が異なるため、同名セットでも出目の傾向は別々に分析する必要があります。大阪での抽選は不定期開催のため、東京と比べてデータの蓄積量に差があります。

セット球はいつ新しい世代に切り替わりますか?

過去の経緯を見ると、数百回から700回以上の使用を経て次の世代に切り替わっています。第1世代から第2世代への切り替えは137回使用後、第2世代から第3世代は511回使用後、第3世代から第4世代は718回使用後でした。切り替えのタイミングに明確な規則があるわけではなく、素材や塗装の改良にあわせて更新されていることがわかります。

セット球の予備セットとはなんですか?

AからJまでの10種類それぞれに対して、予備のセット球が存在することが確認されています。本番抽選で選ばれたセットの計量検査で問題が発見された際などに使用されると考えられていますが、予備セットへの切り替えタイミングや変更の詳細は外部からは確認できません。同じセット名でも予備セットが異なれば出目の傾向も変わりうるため、分析の際は予備セットの存在も念頭に置く必要があります。

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当選金の受け取り方法 チャンスセンター 夢ロトくん
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